自宅でできるコーヒーの淹れ方まとめ。手軽さと美味しさ、大切なのはどっち?
【2019-04-26】
どんな淹れ方でコーヒーを淹れる?
毎朝必ずコーヒーを飲む人、仕事中の眠気覚ましにコーヒーを飲む人、休日にはコーヒータイムを欠かさない人・・・。コーヒーを飲むシチュエーションは様々ですが、そのコーヒー、どうやってドリップしていますか?
今から飲むコーヒー、どうやってドリップする?
コーヒーの淹れ方は様々ですが、どうやって淹れるかは状況によって変わってくると思います。朝の忙しい時間は丁寧にハンドドリップしている暇はないでしょうし、インスタントで済ませる場合もあるでしょう。コーヒーメーカーを使用すれば、片手間にコーヒーを準備できたりもします。
コーヒーにこだわりがある人は、忙しくてもハンドドリップでじっくり丁寧に淹れるかもしれません。また、平日や仕事の休憩中はコンビニやスターバックスなどのチェーン店でコーヒーを、休日には自宅でじっくりハンドドリップ、という人もいるでしょう。
状況やこだわりによってコーヒーのドリップ方法は色々変わってくると思いますが、コーヒーのドリップには一体どんな方法があるのでしょうか。今回は、自宅でできるコーヒーの淹れ方を紹介していきたいと思います。
自宅でできるコーヒーの淹れ方とメリットデメリット
とても手軽な方法から少し手間が必要な方法まで、自宅でコーヒーを淹れる方法は様々です。かける手間によって、コーヒーの味もまた違ってきます。
一番手軽なインスタントコーヒー
自宅でコーヒーを飲む場合、最も手軽なのがインスタントコーヒーです。顆粒状のコーヒーをお湯に溶かすだけなので、手間も道具も必要ありません。ただし、コーヒー豆を挽いて丁寧にドリップしたコーヒーと比較すると味は数段劣ります。手間をかけずにコーヒーが飲める分、味もそれなりと考えておきましょう。
正直なところ、美味しいコーヒーを飲みたいという場合、インスタントコーヒーは選択肢としてはありえないでしょう。美味しいコーヒーが身近になった今、インスタントコーヒーの立ち位置は”眠気覚ましにカフェインを摂取したいときに飲むもの”というところでしょう。
カップにセットしてお湯を注ぐだけのドリップパック
ドリップパックとは、簡易な組み立て式のペーパーフィルターにコーヒー粉が封入されているパッケージです。コーヒー粉が入ったフィルターを組み立てて、コーヒーカップのフチに取り付けて使用します。
カップに取り付けたら、あとはお湯を注ぐだけでコーヒーをドリップすることが可能です。お湯に溶かすインスタントでは無いので、少しだけドリップする手間がかかりますが、インスタントよりも美味しいコーヒーを手軽に楽しむことが出来ます。
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スーパーで売っている一般的なものだけではなく、コーヒー豆の専門店がオリジナルのドリップパックを販売していることも多く、モノによっては手軽にかなり本格的なコーヒーを楽しむことができるアイテムになっています。
コーヒーメーカーで全自動ドリップ
コーヒーメーカーを使用してコーヒーをドリップする人も多くいるでしょう。タンクに水を入れてコーヒー粉をセットしたら、後は電源を入れるだけでコーヒーを飲むことができるので、コーヒーを淹れている時間がないときに非常に便利です。
デメリットは、マシンが必要なため少々コストが掛かることです。また、インスタントとは違ってコーヒー粉を使用してコーヒーをドリップしますが、機械的な抽出であるため、丁寧に淹れたハンドドリップよりも味が劣ることでしょう。
また、コーヒーメーカーでコーヒーを淹れるとき、スーパーで売っているコーヒー粉を使用する場合が多いようです。スーパーで売っているコーヒーははじめから粉状になっているためコーヒーミルが不要で値段も安価ですが、味もそれなりです。できれば、コーヒー豆の専門店で購入したコーヒー豆でコーヒーをドリップするのをオススメします。
カフェポッドでドリップ
カフェポッドとは、挽いたコーヒー粉が専用のフィルターペーパーに詰め込まれたものです。円盤のような形状をしていて、カフェポッド専用のマシンを使用してコーヒーをドリップすることができます。
カフェポッドはUCCなど大手コーヒー販売業者はもちろん、コーヒー豆の専門店からも販売されています。コーヒー豆の種類が豊富で、1杯あたり数十円でコーヒーを飲むことができるので、日替わりで違うコーヒーを、手軽に安価に飲みたい場合に向いています。
とても手軽に本格的なコーヒーを楽しむ事ができますが、カフェポッドに対応したマシンが必要なので、少し導入コストが高いのがネックです。また、カフェポッドには44mmと60mmのサイズがあり、44mmがエスプレッソ用、60mmがコーヒー用とサイズによって用途が異なるので購入の際は注意しましょう。
水でコーヒーを抽出する水出しコーヒー
お湯ではなく、水を使用してコーヒーをドリップするのが水出しコーヒーです。水出しコーヒーには、コーヒー粉を水に浸して抽出する方法と、一滴ずつ時間をかけて水を滴下して抽出する方法があります。
それぞれの抽出方法によってコーヒーの味も違ってきて、水に浸して抽出するほうが道具も安価で簡単ですが、点滴で抽出するほうが味わい深く美味しい水出しコーヒーを抽出することが出来ます。しかし、点滴で抽出するための専用の道具が高価なので、導入コストが高いのが難点です。
また、どちらの方法でもコーヒーがしっかり抽出できるまで数時間必要なので、すぐにコーヒーを飲みたい場合には向いていません。ですが、お湯で淹れたコーヒーには出せない、水出しコーヒーならではの芳醇な味わいがあるため、ぜひ一度は試してみて頂きたい抽出方法です。
手間がかかるハンドドリップ
コーヒーの淹れ方で最も手間がかかるのが、ハンドドリップです。ハンドドリップはコーヒーポット、コーヒーサーバー、ドリッパー、ペーパーフィルターといった複数の道具の準備が必要なことに加え、自分の手でお湯を丁寧に注がなければ美味しいコーヒーを淹れることはできないため、とても片手間にコーヒーを淹れることはできません。言うなれば、コーヒーと向き合ってドリップする必要があるのです。
ただ、手間をかけた分美味しいコーヒーを淹れる事ができるのもハンドドリップの魅力です。手軽さではインスタントやコーヒーメーカーに劣りますが、適切な温度のお湯、良いコーヒー豆を使用してゆっくり丁寧にドリップされたコーヒーの味わいは格別の味わいです。
ハンドドリップで美味しいコーヒーを淹れるために必要なのは、良いコーヒー豆を使うことと、適切な道具でコーヒーを淹れることです。これらについては、ハンドドリップでのコーヒーの淹れ方で詳細に説明しているので、ぜひ一度読んでみてください。
手軽で本格的なフレンチプレス
美味しいコーヒーをハンドドリップより手軽に楽しみたい場合は、フレンチプレスを使用してコーヒーを抽出する方法があります。フレンチプレスとはビーカーとプランジャーがついた蓋がセットになった道具で、荒目に挽いたコーヒー粉とお湯をビーカーに入れて3、4分おいた後、グッとプランジャーを押し下げてコーヒーを抽出します。
フレンチプレスで抽出したコーヒーは、コーヒーオイルを含んだまろやかな口当たりの、ハンドドリップとはまた違った味わいのコーヒーになります。フレンチプレスについてはフレンチプレスの紹介記事で解説しているので、詳しくはそちらを参照してみてください。
お湯に浸しておくだけですが、味わい深いコーヒーを淹れられるのがフレンチプレスの良いところです。欠点があるとすれば、コーヒーに微粉が混じるため、コーヒーを飲み終えるときにそれが口に入ってきて口当たりが悪く感じる、というくらいでしょう。
自分にピッタリの淹れ方を見つけよう
コーヒーは淹れ方、かける手間によって味わいが変わります。色々試して、自分にピッタリの方法を探してみましょう。
まずはいろんな淹れ方を試してみる
もっと細かく分けると、今回紹介した方法以外にもコーヒーの淹れ方はいくつもあります。基本的に、簡単な淹れ方であれば味もそれなりで、逆に手間がかかるほど美味しいコーヒーを飲むことができるでしょう。もしまだ試したことがないドリップ方法があれば、一度試してみると、より見識が広がるかもしれません。
ただし、美味しいコーヒーを飲む前提として、良いコーヒー豆を使用してドリップするということが絶対です。品質の悪いコーヒー豆では、どんなに手間を掛けてもそれなりのコーヒーしかドリップできないということを覚えておきましょう。
ドリップのバリエーションを複数用意しておく
いつでもハンドドリップで丁寧にコーヒーをドリップできるのが一番ですが、常にそうできるとは限りません。そのため、状況に応じて最適なコーヒーのドリップ方法を選択できるように、ドリップのバリエーションを複数用意しておくことをオススメします。
いつでも最良の方法で、なるべく美味しいコーヒーを飲めるようにしておくことで、いつも以上に上手にコーヒーを楽しむことができるでしょう。気になるドリップ方法があれば、ぜひ一度試してみてください。