コーヒードリッパー

アレンジコーヒーを楽しもう。ストレートだけじゃないコーヒーの飲み方

【2019-06-28】

コーヒーをアレンジしよう

コーヒーが入った5つのコーヒーカップ

いつものコーヒーを飲み方は?

皆さんは、いつもどうやってコーヒー飲んでいますか?コーヒー豆から挽いて飲む人もいれば、インスタントの人や缶コーヒーの人もいるでしょう。また、砂糖を入れずにストレートで飲む人もいれば、砂糖とミルクをたっぷりで飲む、という人もいるかもしれません。

コーヒーの淹れ方には様々な方法がありますが、飲み方にも様々な種類が存在します。それも、単純に砂糖やミルクを入れて飲む、ということに留まりません。もっと色々なものと組み合わせたアレンジコーヒーがあるのです。

コーヒーはストレートだけじゃない

コーヒーは世界中のあらゆる場所で親しまれている飲み物です。そして国や地域の数だけ、様々なコーヒーの飲み方が存在しています。コーヒーと組み合わせるものは多岐にわたりますが、比較的ポピュラーなのが、ミルク、お酒、生クリームやチョコレートなどの甘いもの、この3つとなっており、世界中で様々なアレンジコーヒーが生まれています。

ここでは、コーヒーと組み合わせるものとしてポピュラーな、この3つの素材を使用したアレンジコーヒーについてご紹介します。

ミルク類と一緒にコーヒーを楽しむ

ミルクが注がれているコーヒー

カフェオレ・カフェラテ・カプチーノ

コーヒーを他のものと組み合わせる場合、最も基本的なのがコーヒーとミルクの組み合わせでしょう。コーヒーにミルク(牛乳)を加えればカフェオレ、エスプレッソに温かいミルクを加ればカフェラテ、エスプレッソに”泡立てた”温かいミルクを加えればカプチーノになります。

コーヒーにミルクを加えることで、苦味が緩和され、口当たりがマイルドになり飲みやすくなります。ミルクとコーヒー組み合わせるときは、酸味の特徴的なコーヒー豆よりも苦味が特徴的なコーヒー豆を使用したほうが、よりミルクとコーヒーの一体感を楽しめるでしょう。

ウィンナーコーヒー

コーヒーの上に甘いホイップクリームを乗せていただくウインナーコーヒーは、オーストリア発祥とされるコーヒーの飲み方です。名前はオーストリアの首都ウィーンの名から取られています。ホイップクリーム以外に、風味付けのシナモンスティックを添える場合もあります。

ウインナーコーヒーの正式な飲み方というものは無いので、ホイップクリームとコーヒーを別々に楽しんでも、混ぜて飲んでしまっても構いません。また、コーヒーはホット、アイスどちらでも楽しめます。

アフォガート

冷たいバニラアイスに濃いエスプレッソをかけて楽しむのがアフォガートです。コーヒーを飲むというよりは、アイスの食べ方の一種に近いかもしれません。バニラアイスの甘みにエスプレッソの苦味が加わった、大人のデザートです。

バニラアイスにエスプレッソを加えるのが最もポピュラーですが、コーヒーや紅茶やリキュールをかける場合もあります。アフォガートとはバニラアイスにエスプレッソを加えたものを指す単語ではなく、イタリア語で「溺れた」という意味なので、エスプレッソ以外の場合でも〇〇アフォガートと呼びます。

ベトナムコーヒー

ベトナムコーヒーは、名前の通りベトナム独自のコーヒーの飲み方です。コンデンスミルクをカップにいれ、フィンと呼ばれるコーヒーフィルターを使用して、深煎りのコーヒー豆でカップに直接コーヒーを抽出します。コーヒーの抽出後、コンデンスミルクをコーヒーによく溶かして楽しみます。

コンデンスミルクを加える背景には、ベトナムでは苦く荒々しい味わいのロブスタ種のコーヒー豆が大量に生産されていることがあります。飲みにくいロブスタ種のコーヒーを飲みやすくするため、コンデンスミルクを加えて甘くしているのです。そのため、本格的なベトナムコーヒーの味わいを再現したい場合は、ロブスタ種のコーヒー豆を使用するのが良いでしょう。

コーヒーとお酒の組み合わせ

グラスに入ったウイスキー

アイリッシュコーヒー

アイリッシュウイスキーをコーヒーに加えて飲む、アイリッシュコーヒーという飲み方があります。ホットコーヒーに砂糖を加え、アイリッシュウイスキーを注いで混ぜたあとに生クリームを浮かべた、甘いコーヒーカクテルです。生クリームの固さは様々で、しっかりホイップする場合もあれば、ほんのり泡立つ程度にホイップする場合もあります。

アイリッシュコーヒーは、生クリームとコーヒーを混ぜずに飲みます。冷たい生クリームの甘さと温かいコーヒーの苦味、ウイスキーの香りが楽しめる大人のコーヒーです。

カフェロワイヤル

ちょっと変わった飲み方をするのが、カフェロワイヤルです。コーヒーを注いだカップのフチにスプーンを引っ掛けるようにしてのせ、そこに角砂糖をのせます。スプーンから溢れない程度のブランデーを注いで角砂糖に染み込ませ、火をつけて溶かし、溶け切ったところでスプーンをコーヒーに入れてよく混ぜて楽しみます。

ブランデーの香りと味だけではなく、角砂糖に火が付いた様子を目でも楽しめるのが、カフェロワイヤルの面白いところです。

ノルマンディコーヒー

フランスのノルマンディーで作られている、リンゴを原料にしたカルバドスというブランデーとコーヒーを組み合わせた、ノルマンディコーヒーというものもあります。ホットグラスにカルバドスとコーヒーを入れて混ぜ、ホイップした生クリームをのせて楽しみます。

りんごの風味を感じる体温まるコーヒーで、寒い日にぴったりです。ちなみに、カルバドスではなくアイリッシュウイスキーを注げば、前述したアイリッシュコーヒーになります。

ブラックボール

決まったお酒ではなく、焼酎、ビール、泡盛などをコーヒーで割って飲む、ブラックボールと呼ばれる飲み方もあります。組み合わせは自由で、お酒であればなんでも構いません。割り方も自由で、決まった飲み方はありません。

一見、雑多な感じがしますが、泡盛とコーヒーの組み合わせが沖縄ではポピュラーであることを考えると、色々試してみると美味しいブラックボールの組み合わせを見つけることが出来るかもしれません。

甘いコーヒードリンク

コーヒー豆とチョコレート

モカジャバ

モカジャバは、ココアやチョコレートといった甘味料を加えたコーヒーです。ただし、モカジャバの定義は非常に曖昧で、ココアを入れたコーヒーを指すこともあれば、チョコレートシロップを加えたものを指すこともあります。その他、生クリームが乗っていたり、ベースがコーヒーとエスプレッソで違いがあるなど、お店や人によって様々です。

また、モカとジャバのコーヒー豆をブレンドしたものをモカジャバと呼ぶ場合もあるので、お店でモカジャバを注文するときは、甘いほうのモカジャバなのか、しっかり確認して注文するようにしましょう。

スウェーディッシュカフェ

卵黄とコーヒーを混ぜて飲む珍しい飲み方が、スウェーディッシュカフェです。小鍋に卵黄と水と砂糖を加えてよく混ぜあわせ、そこに少し冷ましたコーヒーを少しずつ加えながら火にかけてよく混ぜ合わせます。カップに注いで、泡立てた生クリームをのせて、ココアパウダーをふりかければ完成です。

卵黄と生クリームが入ることで甘みのあるまろやかな飲み口で、かつコクのあるコーヒーになります。

ショコアテペック

ショコアテペックは、”チョコレートの山”という意味のコーヒードリンクです。ブランデーとコーヒーを混ぜたら、その上にホイップクリームをのせ、削ったチョコレートと棒状のお菓子を立てかけるようにのせて作ります。

お酒が入っていますが、メインはチョコレート。チョコレートを沢山のせて甘い飲み物として楽しむのがショコアペテックの楽しみ方です。

色んな飲み方で楽しもう

カップに入った3杯のコーヒー

+αでコーヒーの楽しみ方は無限大!

コーヒーはストレートで飲んでも十分に美味しいですが、ミルクや甘いチョコレート、お酒と組み合わせて飲んでみると、また違った感覚で楽しむことができます。その他、フルーツなどと組み合わせても良いですし、紅茶と混ぜて飲む、といった飲み方もあったりします。

なんでも混ぜれば美味しいとは限りませんが、幅広いアレンジが出来るのもコーヒーの良いところの一つでしょう。普段はストレートでしか飲まない人も、ぜひ一度アレンジしたコーヒーを飲んでみてはいかがでしょうか。