ダイエットにコーヒーを取り入れよう。ダイエットに嬉しいコーヒーの効果とは?
【2019-02-15】
コーヒーでダイエットできる?
コーヒーで痩せる、という話を聞いたことがあるでしょうか。なるべく手軽にダイエットしたい人にとっては、コーヒーを飲むだけで痩せられるなら試してみたいと思いますよね。
コーヒーとダイエットの関係
ダイエットと言うと、食事制限をしたり、運動したり、とりあえず日常的に摂取するカロリーの摂取を減らすか、消費を増やすかが基本です。言うのは簡単ですが、これを達成するにはとても強い自制心が必要だと思います。
ダイエットをするなら、なるべく大変な思いをすること無く、手軽にダイエットしたいと誰でも思うはずです。大変なダイエットを少しでも楽にするための方法はいくつかありますが、その中の一つにコーヒーを飲むことがあります。コーヒーには、ダイエットに役立つ成分が含まれているのです。
ダイエットに役立つコーヒーの成分
コーヒーに含まれるダイエットに役立つ成分は主に2つあり、1つはコーヒーではお馴染みの”カフェイン”、もう一つはポリフェノールの一種である”クロロゲン酸”です。詳細については後述しますが、これらの成分は、脂肪の燃焼効果、及び脂肪の吸収抑制効果があるとされています。
飲むだけで、脂肪の燃焼や吸収抑制に効果がある成分を一度に複数摂取できるものは探してもなかなか見つかりません。なるべく手軽に、ダイエットを効果的なものにするために、コーヒーは”うってつけ”なのです。
コーヒーはダイエットの主役ではない
コーヒーにはダイエットに嬉しい効果があることは分かりましたが、単純にコーヒーを飲むだけで痩せるということは無いということは留意しておきましょう。毎日コーヒーを飲んでも、運動せず、常に食べ過ぎの食生活を送っていれば、何も変わりません。〇〇するだけで手軽に痩せる、ということはありえません。補助があったとしても、ダイエットには一番必要なのは本人の努力です。コーヒーはあくまで補助であって、ダイエットが成功するかどうかは、運動や食生活の改善など、その他の要因によって決まります。
つまり、コーヒーをダイエットに取り入れる場合、毎日コーヒーを飲みつつ、運動をしたり、食生活を改善したりという基礎的な部分を見直して、体型改善に務めるようになります。至って普通のダイエットにコーヒーを添える形であるということは、前提として覚えておきましょう。
コーヒーを飲むことで得られるダイエット効果
コーヒーを飲むことで期待できるダイエット効果にはどのようなものがあるのでしょうか。ダイエットに嬉しい3つの効果について紹介していきます。
脂肪燃焼効果
コーヒーに含まれる代表的な成分である”カフェイン”を摂取すると、中枢神経が刺激され、基礎代謝が上がることで脂肪の燃焼が促進されます。また、脂肪の分解を促進する効果のある”リパーゼ”と呼ばれる酵素を活性化する効果があり、これによっても脂肪の燃焼が促進されます。
さらに、集中力を高める”覚醒作用”と心筋の収縮力を高める”強心作用”もあります。コーヒーを摂取してから運動をすると、これらの様々な作用を最大限に活かす事ができます。
脂肪吸収抑制効果
コーヒーには、”クロロゲン酸”と呼ばれる成分が含まれています。コーヒーと言うとカフェインというイメージが強いこともあり、あまり聞き馴染みのない成分ですが、コーヒー豆の成分中におよそ5%〜10%含まれており、実はカフェイン(1%〜2%)よりも多くコーヒー豆に含まれている成分です。
クロロゲン酸はポリフェノールの一種で、カフェインと同じくコーヒー豆から発見された成分です。そのため、”コーヒーポリフェノール”とも呼ばれます。クロロゲン酸を摂取すると、デンプンをグルコース(ブドウ糖)に分解する酵素の働きが阻害され、グルコースが体内で生成されにくくなります。体内の余剰なグルコースは、中性脂肪に変化してエネルギー源として蓄積されるのですが、中性脂肪の素となるグルコースをクロロゲン酸の働きよって作りにくくすることで、結果的に脂肪を蓄えにくくすることに繋がるのです。
便秘解消・快便効果
カフェインやクロロゲン酸を始めとしたコーヒーに含まれる成分によって腸が刺激されることで、便通が良くなります。特に腸の動きが活発な午前中にコーヒーを飲むと、その効果を実感しやすいでしょう。
便秘がちだと、血行不良や代謝が低下してしまい、ダイエットの障害になります。また、腹痛の原因になったり、免疫力が低下するなど、便秘はダイエットに関係なく体にとって悪い状態です。コーヒーを飲むと、前述したように腸が刺激されるため、便秘の改善が期便できます。便通が良くなる、つまり腸内環境が正常化することで栄養の消化吸収が促進され、それによって代謝が活性化することで、効率の良いダイエットに繋がります。
ダイエット中は食事制限などによって食物繊維が不足し、便秘になりやすくなります。適切な食事に加えてコーヒーを飲むことで快便体質を作り、効率の良くダイエット出来るようになります。
コーヒーを効率よくダイエットに取り入れるために覚えておくこと
コーヒーにはダイエットに嬉しい効果があることはわかりましたが、それを上手に取り入れるために覚えておきたいことがいくつかあります。より良いコーヒーの摂取方法について知ることが、ダイエットにおける目標達成への近道になるでしょう。
品質の良いコーヒー豆を選ぶ
コーヒーに限りませんが、摂取するものは品質の良いものが一番です。コーヒー豆の場合、値段の安いものだと”欠点豆”とよばれる品質の悪いコーヒー豆が混じることがあります。欠点豆には風味の悪いコーヒー豆や、”死豆”と呼ばれる文字通り死んだコーヒー豆、カビの生えたコーヒー豆といったものがあり、味に影響を与えるのはもちろんのこと、体にとっても良くありません。
一方、高品質なコーヒー豆は、丁寧にハンドピック(手作業)で欠点豆を取り除いているため、味も良く、体に害を及ぼす心配もありません。ダイエットにコーヒーを取り入れるなら、美味しく、安全な品質の良いコーヒー豆を選ぶようにしましょう。
高品質なコーヒー豆を選ぶ場合、”スペシャルティコーヒー”と呼ばれる品質の良いコーヒー豆を選ぶようにします。スペシャルティコーヒーは通常、スーパーや輸入食品店では取り扱っておらず、コーヒー豆の専門店でないと購入することはできません。近くにコーヒー豆の専門店が無い・・・と思った人もいるかもしれませんが、ネット通販でも焙煎したてのスペシャルティコーヒーを購入することが出来るので、近くにコーヒー豆の専門店が無い人はネットで探すのが良いでしょう。あわせて、スペシャルティコーヒーを取り扱う通販サイトを以下にピックアップしておきます。
そもそもコーヒーをドリップしたことがない、けれど挑戦してみたい、という人は、コーヒーのドリップに必要な道具から淹れ方までまとめた記事がありますので、こちらもぜひ読んでみて下さい。
バターコーヒーを試してみる
コーヒーとダイエットといえば有名なのが、”バターコーヒー”と呼ばれる飲み物です。バターコーヒーは”シリコンバレー式自分を変える最強の食事”という書籍内で紹介されていたことで有名になったコーヒーで、”完全無欠コーヒー”とも呼ばれます。
バターコーヒーは、バターとコーヒー、MCTオイルという油をミキサーで撹拌して作る飲み物で、飲むことで空腹を感じにくくなり、代謝スピードを上げる効果があります。詳細はバターコーヒーの作り方と効果についてまとめた記事で詳しく解説していますので、バターコーヒーが気になる方はこちらも併せて読んでみて下さい。
ダイエット用のコーヒーを飲んでみる
品質の良いコーヒー豆でドリップしたコーヒーを飲むだけでも良いですが、プロテインを配合したカフェテインという製品や、食物繊維やコラーゲンを配合したエレガントライフコーヒーといった製品など、コーヒーを取り入れてダイエットしたい人向けに開発されたコーヒー飲料も販売されています。
これらの製品は、コーヒーに含まれるカフェインやクロロゲン酸の効果を活かしつつ、その他美容やダイエットに嬉しい成分を配合することで、普通にコーヒーを飲むよりも効果的にダイエットをサポートします。また、水やお湯に溶かして使用するタイプなので、コーヒー豆を挽くためのコーヒーミルや、コーヒーをドリップするための道具類を持っていない人で、コーヒーをダイエットに取り入れてみたい人は、まずこういったものから始めてみても良いかもしれません。
また、ダイエットとは少し異なりますが、便通の改善をサポートするするっとカフェという製品もあります。コーヒー風飲料なのでコーヒーでは無いのですが、カフェインレスですので、妊娠中の方やカフェインが摂取できない方でも安心です。便通の改善は、ダイエットの効果を高めるためには欠かせない要素です。お通じが気になる人は、試してみては如何でしょうか。
既成品のコーヒー飲料についても紹介しましたが、やっぱりコーヒーは品質の良いコーヒー豆を自宅で挽いて、お湯を注いでドリップし、淹れたてを飲むのが一番美味しいものです。ダイエットもしたいけど、コーヒーの味も妥協したくない・・・という人は、コーヒー豆を購入して自分でコーヒーをドリップして飲むことをオススメします。
コーヒーダイエットまとめ
コーヒーを飲むことで期待できるダイエット効果についての紹介でした。最後に、記事内で紹介した内容を簡単にまとめたいと思います。
コーヒーにはダイエットに嬉しい効果がある
コーヒーを飲むことによって、以下のようなダイエットに嬉しい効果を得ることが出来ます。
- 脂肪燃焼効果
- 脂肪吸収抑制効果
- 便秘解消・快便効果
これらの効果は、コーヒーに含まれるカフェインや、ポリフェノールの一種であるクロロゲン酸によってもたらされます。コーヒーを飲んでから運動をすることで、通常よりも高いダイエット効果が期待出来ます。
コーヒーを飲むだけじゃなく、運動も行うこと
コーヒーはあくまで脂肪の燃焼効果を通常よりも高めたり、便通を改善することで代謝を活性化する効果が期待できるというものであり、コーヒーを飲むだけで自然に痩せるということはありません。ダイエットの主体は、実際に体を動かすことにあります。
コーヒーを飲んだだけで終わってしまったり、コーヒーを飲んだからといって、いつもより食事の量が多くなっては意味がありません。コーヒーは補助程度と考え、運動や食生活の改善をメインとしたダイエットを心がけましょう。
美味しく飲んで、希望の体型を手に入れよう
コーヒーのみでは劇的なダイエットの効果は得られませんが、美味しいコーヒーを飲むだけでダイエットに嬉しい恩恵を受けることができるなら、飲まない手はありません。いつもコーヒーを飲んでいる人は、ぜひその習慣を続けるのが良いでしょう。コーヒーを飲む習慣がない人は、ぜひこの機会にコーヒー豆からコーヒーを淹れて飲む習慣を始めてみては如何でしょうか。ダイエット主体で行きたい人は、前述のダイエット用コーヒーから始めるのでも良いでしょう。
ぜひ、美味しいコーヒーを飲んで、体を動かして、ダイエットに嬉しい効果を実感してみて下さい。